SIer システムエンジニア 社内SE

前回はSIerの忙しい1週間をご紹介しました。

今回は社内SEの忙しい1週間をご紹介します。
1日をピンポイントで見ると忙しい1日はどの職種でも余り変わらないことに気がついたので、1週間にしてみました。


社内SEの忙しい1週間

  • 月曜日

    (AM)問い合わせ対応

    週末休みの会社だったので、週末には色々な端末をシャットダウンします。シャットダウンした端末を起動するのが月曜日の朝なので、月曜日の午前中は『うまく起動しない』問題が度々発生します。

    (PM)週間資料の作成

    先週一週間のサマリー情報・統計情報を集計ツールを実行して週間資料を作成します。

  • 火曜日

    (AM)SIerとの打ち合わせ

    システムの導入やリプレースの時期には、ユーザーの立場でSIerとの打ち合わせを行います。

  •  

    (PM)SIerと他部署メンバーとの打ち合わせ

    会社の規模にもよるとおもいますが、システム導入時の社内SEの役割はユーザーの『支援役』となります。

  • 水曜日

    (AM)ネットワーク障害対応

    SIer時代はやってこなかったネットワーク・インフラ面のサポートも社内SEの仕事になります。この日は、1つの部署の1つのチームだけがネットワークに繋がらず、結果はそのチームに置いてあるHUBのコンセントを誰かが蹴って抜けていただけでした。

    (PM)SIerとの作業チェック

    基本的にSIerの方はずっと常駐しているわけではないので、いる時に聞きたいことが山程あるのでSIerのメンバーに食い付きます。

  • 木曜日

    (AM)当日リリース内容の確認

    今週のリリース内容についてSIerから説明を受けます。午後に実際にその機能の影響を受ける部署に説明するため、入念に確認を行います。

    (PM)当日リリース内容の現場説明+リリース立会

    機能強化等だと、現場に説明するのは簡単なんですが、バグ改修とかの時は結構ドキドキ。SIerからバグがあったことを聞いた時に「マジか!」という感じです。

  • 金曜日

    (AM)リリース機能の確認

    前日夜にリリースした機能が正しく動くかを確認するため、現場の状況を確認します。SIerは基本的に現場にはこずに、待機場所(マシン室など)で待機しています。

    (PM)進捗状況の管理

    大体金曜日午後が管理業務ができません。

忙しいポイント

以前書いたSIerの忙しい一週間と比べると、比較的安定しているように見えるかも知れませんが、この一週間のスケジュールに載らない作業が沢山あります。

社内SEは「何でも屋」

IT人材の少ない小規模企業であればあるほど、「社内SE=ITに詳しい人=何でも知ってる」という評価になります。

なので、パソコンでも、インターネットでもそれっぽいものは全部聞いてきます。

Excelの機能や、ファイルを消してしまったとか、auの大規模障害の時は、Lineが送れないとかも問い合わせがありました。

予測不能の問い合わせ

それらの問い合わせは全てこちらの都合は無視で送られてくるので、打ち合わせ中だろうと容赦なく電話がなります。

社内SEの大変さは、この容赦ない問い合わせに対する瞬発力を維持し続けることにあります。

仕事も積もれば山となる

『社内SEの仕事は納期調整がしやすい』といわれます。

SIerと比べるとこれは事実だと思います。

「急ぎません」「いつでもいい」と言われる事は結構あります。

しかし、その仕事が大量に発生する時期には、「急ぎ」の仕事を優先的に進めていると、気が付くと、「いつでもいい」仕事が山のように溜まってしまいます。

社内SEの楽しさ

思考の瞬発力が鍛えられます。

また、小さなタスクに対して、「ありがとう」と言われる機会が増えます。

最後に

今回ご紹介した1週間は、最も忙しかった1週間ではなく、いつもではないけど定期的にある忙しい1週間です。

記載するほどではない問い合わせや、作業もかなりあります。

社内SEに興味がある方は、こういう働き方を楽しめそうか?という視点で見てもらったら役に立つかなと思います。

2022/09/19


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