-
リスクを減らせ!「Acrobat」「Illustrator」などに致命的な脆弱性
米Adobeは8月9日(現地時間)、同社製品に関するセキュリティ情報を発表しました。今回は「Acrobat」「Illustrator」など5製品が対象となっています。
注意喚起と、こういうリスクを防ぐ方法を考えてみます。
「Acrobat Reader」も含まれます
有償ソフトである「Acrobat」「Illustrator」は小規模な企業では、インストールされている端末は限られると思いますが、今回の対象には、無料の「Acrobat Reader」も含まれます。
少し前まではPDFを見るなら「Acrobat Reader」が必要だったため、「Acrobat Reader」のインストールをしている端末がほとんどでした。
つまり、今回のようなセキュリティ脅威の対処が社内全ての端末になってしまうことになります。
まずは、対象を明確にして、対応してください。
セキュリティアップデートの大変さ
社内SEを経験している人はわかると思いますが、ITリテラシーの低い社員全てに、「Acrobat Reader」のアップデートをお願いしますとメールを出したところで、半分くらいしか正しく実施されません。
そもそも無視する人や、やり方が分からなくて放置する人、問い合わせしてくる人は一定割合でいます。それが当然です。
「Acrobat Reader」は必要か?
「Acrobat Reader」はとても優秀なPDFリーダーです。
しかし、経営者、社内SEとしてはソフトウェアの構成は最小限にした方が、いろいろメリットがあります。
その目線で考えると、Adobe Readerより良い選択肢があります。
Microsoft Edge
Windows 10のネイティブブラウザMicrosoft Edgeにも、PDFリーダーが搭載されています。
WindowsマシンならEdgeは必ずインストールされていますし、デフォルトのPDFリーダーとして設定されているので、何もする必要はありません。
Google Chrome
Google Chromeにも、PDFビューワーが統合されています。
おすすめは、Microsoft Edgeです。
デフォルトの設定のままで良いと思います。
2022/08/10
当ページを紹介して頂いたら、こちらにご連絡下さい。関連情報は当ページからもリンクさせて下さい。