-
【社内SE】IEの完全無効化で炙り出される問題とは
皆さんこんにちは!
CloudSEです。
今回のテーマは「IEの完全無効化で炙り出される問題」です。
https://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/1478041.html
Windows 10における「IE 11」のサポートは2022年6月15日に終了していましたが、知らない人が無意識に使える状態でした。
社内SEの経験から言うと、この状態で「何とかして!」と来てくれる人は、まだ良いのです。
どう備えていたかを振り返ります。
今回のテーマは
「現役社内SE」
「これから社内SEを目指す人」
「社内SEに好かれたい人」
どの人にとっても学びがある内容になっています。
・IEの完全無効化とは?
・2023/2/14「IE 11」→「Edge」のリダイレクトを強制
・2023/6/13「IE11」アイコンの削除パッチリリース
・想定される問い合わせ
・ケース①いつもと違う画面になる
・ケース②IEモードって何?
・ケース③ブックマーク・お気に入りが消えた
・社内SEとしてどう対応しておくか
・対策①周知しておく
・対策②IEモードの設定
・対策③ブックマークの移行
IEの完全無効化とは?
IEを完全無効化すると言っても、ただ使えなくするだけではありません。
IE無効化したらGoogle Chromeに乗り換えられたくないですからね。
以下のスケジュールで『IEの完全無効化』が行われます。
2023/2/14「IE 11」→「Edge」のリダイレクトを強制
2023/6/13「IE11」アイコンの削除パッチリリース
想定される社内SEへの問い合わせ
ケース①いつもと違う画面になる
多いのはこのパターンかと思います。
Edgeの創成期には、Edgeは使えないブラウザと認識されていて、IEかChromeを使うようにしていた企業も多いのではないでしょうか?
現場ユーザがEdgeに慣れていない場合、「いつもと違う画面になる」という問い合わせが多いと思います。
ケース②IEモードって何?
一部のニッチなWebサービスでは、動作環境としてIEしか対応していないものがありました。
何年も前にIEが終了することはわかっていたので、EdgeやChromeなどのブラウザでも動作するように直せよと思うのですが、対応していないサービスも多いです。
その一番の原因は「IEモード」「Internet Explorer モード」という互換機能が提供されているからです。これは、「Microsoft Edge」に非対応の Internet Explorer ベースの Web サイトを直接 Microsoft Edge からアクセスできる機能です。
この「IEモード」は2029年まで提供すると言われています。
6年後まで「IEモード」でしか動かせないシステムが残るのかと思うとゾッとします。
ケース③ブックマーク・お気に入りが消えた
IEからEdgeにリダイレクトされるのですが、ブックマークが見えなくなります。
いつも使うサービスをブックマークに入れているケースは多く、URLなんか知らないことも多いです。ブックマークがなくなるとプチパニックに陥るユーザもいます。
社内SEとしてどう対応しておくか
対策①周知しておく
メールあたりできっちり周知しておきましょう。
・IEが使えなくなり、Edgeが起動するようになる。
・通常のサイトはEdgeで問題なく使える。
・IEモードで開くように指定がある場合は要連絡。
対策②IEモードの設定
IEモードの設定が素早く出来るように確認しておきましょう。
https://windowsfaq.net/windows/microsoft-edge/how-to-enable-ie-mode-on-edge/
対策③ブックマークの移行
ブックマークの移行についてもやり方を確認しておきましょう。
2023/02/16
当ページを紹介して頂いたら、こちらにご連絡下さい。関連情報は当ページからもリンクさせて下さい。