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【W杯日本vsドイツ】試合より気になった中継の会話の遅れ
日本vsドイツの後半中に書いています。
日本最大のチャンス(オフサイド)では思わずMacbookを落としてしまいました。
そんな試合内容よりも気になったのは、ハーフタイムのテレビ局と現地との会話の遅れでした。
オンライン会議でそこまで遅れない
海外のエンジニアとオンライン会議システムで会話することもありましたが、そこまでのタイムラグはないぞ!?と思いました。
1分近くテレビ局側の意志が伝わらない状態が続きました。
まあ、音声が遅延しているという映像をさらに遅延してみているので余計に長く感じるのですが、オンライン会議でもそんなことはありませんでした。
衛星を使って中継している
私たちがオンライン会議を行う場合と違って、テレビで放送するため、高画質の映像と音声を送る必要があります。
中継の距離が長い
衛星を使って中継する場合、静止衛星を使いますが、静止衛星までの距離はおよそ35,800kmあります。
日本で話した映像は35,800kmを移動して静止衛星に到達し、静止衛星から35,800kmを移動して、カタールに届きます。
カタールで話した回答は35,800kmを移動して静止衛星に到達し、静止衛星から35,800kmを移動して日本に届きます。
距離によってはさらに衛星を中継するため、さらに時間がかかります。
映像と音声の処理に時間がかかる
映像や音声を電波に乗せたり、送られてきた電波を映像や音声に戻すための処理を行っています。これにも時間がかかっています。
オンライン会議の場合と何が違うか
インターネットの場合、世界中に光ケーブル(海底ケーブル)が敷設されています。
地球1周は4万kmです、地球の裏側までは約2万kmです。
カタールまでなら8,126kmです。
同じ速度でも、そもそもの距離が短いので、タイムラグ自体が短くなります。
真のリスクは海底ケーブル
衛星通信に対して圧倒的なアドバンテージを持つ海底ケーブルですが、物理的に存在するが故に、物理的攻撃に大変弱いです。
ミサイル防衛や、反撃能力、先制攻撃能力、サイバー攻撃防衛など、様々なリスクが騒がれています。
クラウドサービスの多くの情報基盤を、海底ケーブルでつながる米国に依存している日本は、海底ケーブル攻撃をいかに防ぐかという問題にも直面しています。
「排他的経済水域(EEZ)だけど海に落ちたからよかったね!」「海に落ちた位で、Jアラート鳴らしてんじゃねーよ」という平和気分ではいられないと、W杯からでも学びのキッカケになりました。
日本逆転!!
浅野拓磨がネット上に突き刺す豪快ゴール!!!日本が2-1で逆転!!!
2022/11/23
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